伯爵の嘆き

長い時を生きていればそれこそ無数の嘆きが存在する。
そんな嘆きを少しずつ振り返ってみようか…



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SEへの道
土曜日、数ヶ月ぶりの親友と会って、いろいろ話をした。
場所は我が家。
我が家でビール呑みながら、鍋をつっつきながら、話をした。
事の発端は共通の別の親友が私の好きな「景虎」を手に入れたから、呑もうと言い出しことによる。
仮にその提案者をS氏として、もう一人をZ氏としよう。

S氏とZ氏とも、既に付き合いが四半世紀に及ぶ。
S氏は堅実で、慎重派で、興味が出来ると仕組みが知りたがるタイプ。
Z氏は果断で、何でも挑戦するが、意外に飽きっぽいタイプ。
こう見ると、S氏は理系派で、Z氏は文系派に思えるが、実際は逆である。
私はこの二人にずっと影響されてきている。
私の好みはいろいろな部分でS氏とそっくりである。
私とZ氏の好みはどちらかというと、同じでない、と言うより、まったく違う。
それでも、S氏が何か始めるて、話を聞くとすぐに影響を受ける。

仕事にしてもそうだ。
私は大学で北欧文学でフィンランド語を専攻していた。
当時、S氏は別の大学で法律を、Z氏は専門でコンピュータを学んでいた。
その頃、PCが自宅にある家はよほど凄いことだった。
かくいう私の家にもPCは無く、Z氏の家にもPCは無かった。
あるのはS氏の家のみで、よくS氏の家に行っては「三国志」を一緒にやらせてもらったものだった。
私には”コンピュータ”というものがまったくわかっていなかったのである。
S氏も家でゲームやるくらいで、私と知識的にも変わらない。
唯一、Z氏だけが、もともと興味があって専門に行ったくらい、知っていた。
ある日の夜中、いつも通り、Z氏と二人で語り合っていた時のことだ。

私「”コンピュータ”って面白いの?」
Z「面白いよ。いずれ世界は”コンピュータ”無しでは動かなくなるはずさ」
私「なんで?」
Z「今の世の中は管理されているんだよ、全てが。”コンピュータ”でないけどね」
Z「情報もテレビや新聞などのマスコミで管理されている。俺らには与えられた情報しかわからないからね」
Z「だから、その情報が間違っているかどうかもわからないし、わざと情報を変えてるかもしれない」
私「ふむふむ。それは歴史が証明してるよね」
Z「信号や時間も、”コンピュータ”が管理してるよね。人間が”赤”や”青”に切り替えてる訳じゃないしね」
Z「その管理してる”コンピュータ”がさ、自我を持ったらどうする?」
私「映画やアニメの世界だね」
Z「でも、あながち起きないことじゃないよ。現に”コンピュータ”に人工頭脳を載せようとしてるからね」
私「それだと、”コンピュータ”作った人はどうなるんだろう」
Z「”コンピュータ”作った人間は管理する側でしょ、やはり」
Z「これから”コンピュータ”側にいると、世界が管理できるんだよ」

昔から私ら三人はSF小説や映画を好きで観て来たから、SF的な会話には興味深々であった。
そのような会話が交わされたことが頭の中にオボロゲに残っていたのか、
就職活動をする際に、”コンピュータ”関係の会社に申し込んでいた。
そして今に至っている。
かつてZ氏と会話した時の話は大袈裟ではあったが、現在の状況をみれば、あながち嘘ではなくなっている。
ATMの誤作動、オンライン発券の不具合、証券株式取引所の閉鎖など、コンピュータ・システムによる不具合から起こっている。
ただ、Z氏の語ったことと違うのは、全て”人間の手”で起こっているということである。
システムを構築している人間がほとんどテスト不良であることが原因である。
私も同じ業界に十数年いて、動かないシステムを見てきた。
それほど大規模な動作不良は無かったとしても、ATM金額の不一致、回線ダウンなどはよく見かけたものだった。
”コンピュータ”が管理してるとは言っても、その”コンピュータ”を作るのは人間である。
最終的に管理してるのは”人間”の手なのだ。
閃紅の伯爵 : SE : 17:25 : comments(0) : trackbacks(0)
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